通町接骨院の公式ブログ
2015年2月20日
コレステロール摂取制限必要なし??
米厚生省と農務省が5年ごとに発行している米国人の食生活に関するガイドラインの改訂に向けて、専門家でつくる諮問委員会が「コレステロールは過剰摂取を懸念すべき栄養素とは見なさない」とする見解をまとめた。
この見解は食事ガイドライン諮問委員会がまとめた2015年版の報告書に盛り込まれた。「これまでのガイドラインでは、コレステロールの摂取は1日300ミリ以内に抑えることを勧告してきた。2015年版のガイドラインにはこの勧告は盛り込まない。食事によるコレステロールの摂取と血清(血中)コレステロールの間に特段の因果関係はないことが実証されている。コレステロールは過剰摂取を懸念すべき栄養素とは見なさない」と明記している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150220-35060705-cnn-int
高コレステロールの食事はこれまでは動脈硬化を引き起こし心筋梗塞や脳卒中になるリスクが高まるという説が一般的で、コレステロールというと悪者の代表格でした。
しかし実際にはコレステロールとは脂質の一種で、本来人間の細胞の細胞膜をつくったり、脂肪の消化に必要な胆汁酸の原料に欠かせない栄養素なのです。逆に不足することで血管がもろくなったりガン化が進むともいわれます。
そして、人間の体を構成するうえで欠かせない重要な栄養素であるコレステロールは、食事から摂取される以外にも体内で多量に合成されています。その量はなんと食事から摂る量の4倍以上!
コレステロール摂取をいくら制限しようとも、その分体内で作られるためあまり意味がないんですね~。よって卵を食べようが血中コレステロールの値に変化はなし!
お医者さんから「たまごを食べちゃダメ!」ときつく言われている方には朗報かもしれないですね♡
一方、コレステロールとセットで語られることの多い飽和脂肪については、飽和脂肪からのカロリーを一日当たりの全カロリー摂取量の10%から同8%とより厳しく制限されるみたいです。