通町接骨院の公式ブログ
2015年5月8日
症例報告③ ――― シンスプリント
・患者:中学2年生陸上部の女子
・症状:ふくらはぎ、すねの内側の痛み、ダッシュをしたり長距離を走ると痛くて走り続けることが困難になる
・発生機序:春休みから新学期になって練習量が増えた為、繰り返しの外力により筋肉の付着部で炎症が生じる
・診断:シンスプリント
シンスプリントとは?
オーバーユース症候群の1つであり、繰り返しのランニングやジャンプを過度に行った場合に発症しやすい障害です。運動量の増加、フォームの変更、硬い路面、シューズ変更、下肢の形態異常(O脚、回内足、扁平足など)、下腿三頭筋の柔軟性低下、股・膝・足関節の柔軟性低下、足関節可動制限などが発生の誘因となります。このうち、新入部員などにみられる急激な運動量増加によって発症するケースが非常に多いです。初期では不快感は運動開始時にだけ現れますが、 症状が進むにつれ、不快感や痛みは段々ひどくなり、運動している最中はずっと持続するようになります。 そして最終的には、ベッドから起きる時や日常生活の他の動作の最中にも痛みが伴うようになってしまいます。
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