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2015年12月18日

親指の引っかかり ― ばね指

ばね指とは・・・?

ばね指は、掌側(手の平)の指を曲げる筋肉の屈筋腱や腱を包む靭帯性腱鞘が腫れることで起こる腱鞘炎の一種である。この腫れた部分が引っかかり、指を伸ばした時にばねではじかれたような感じがする為、ばね指と呼ばれる。初期段階では、関節の違和感や引っかかりを感じるくらいだが、症状が進行すると指を伸ばすたびに激痛が走るようになる。5本のどの指でも起こるが、約7割が複雑に動く親指にみられる。

 

ばね指の原因

主に、裁縫や編み物を長時間するなど、指の使い過ぎで発生する。更年期や妊娠中、産後の女性に多く、ホルモンバランスの乱れ、筋力の低下、骨粗しょう症が素因として挙げられる。また、糖尿病やリウマチ患者にみられることもある。局所的な問題だけではなく、肩こりが酷い方や猫背など姿勢が悪い方も起こりやすくなる。

 

ばね指の治療

ばね指の治療は、いきなり手術をすることはなく、まずは保存療法を行う。保存療法がしっかりできれば良くなるケースは多い。しかし、それができない(もしくはしない)人が多いため、慢性化してしまい手術に至ることもある。ばね指は急になるものではなく、使い過ぎが原因の為、患部を安静に保つことが重要である。とにかく重症化するまでほっておくのではなくて、早期治療や日常生活動作の改善が求められる。

ばねゆび

 

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